1999年、ネペンテスのオリジナルブランドとして「エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」スタート。
エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)は、セレクトショップをメイン業態とするネペンテス社から発足したニューヨークの人気ファッションブランド。
エンジニアド ガーメンツのコレクションは、主にニューヨークで企画から生産が行われ、アメトラ、ミリタリーなどの要素を取り入れた実用的なデザインが人気となっている。日本の会社があえてアメリカからデザインを発信していることからも分かるように、古き良きアメリカのデザイン、アメリカンクラッシックを強く意識している。よく見るとこだわりを感じる、他のブランドとは異なるデザインを常に意識している。
ウィメンズラインはもともと「FWK by ENGINEERED GARMENTS(エフダブリューケー・バイ・エンジニアド ガーメンツ)」として展開していたが、2019年春夏シーズンからメンズ・ウィメンズのコレクション分けをせず「エンジニアドガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」として発表。ウィメンズアイテムにはブランドネームタグのカラーを変えてピースを展示。サイジングもXXSからXLの幅広いサイズレンジを設けている。
これまでに、ドクターマーチンや、VANS、コンバース、タイメックス、ホカ オネオネ、ニューバランス、ユニクロ、リーバイス、バブアー、アディダスなど、幅広いブランドとコラボレーションを発表している。エンジニアド ガーメンツのコレクションは、日本を中心に、北米、ヨーロッパで取り扱いがある。
2025年秋冬コレクションからデザイナー交代。1989年からネペンテスの企画に参加し、99年のエンジニアド ガーメンツ創設時よりデザイナーを務めていた鈴木大器から、ネペンテス アメリカ(NEPENTHES AMERICA INC.)の宮本健太・小田木邦匡の2人が企画・デザイン・ディレクションを担当する。なお、鈴木大器は今後、エンジニアド ガーメンツ ワーカデイ(ENGINEERED GARMENTS WORKADAY)や他ブランドとのコラボレーション、限定アイテムの企画などに特化しつつ、エンジニアド ガーメンツをサポートしていく。
2008年、アメリカのCFDAメンズ新人デザイナー賞にて最優秀賞を受賞。記念すべき第1回の受賞ブランドとなった。なお、この賞の受賞により、リーバイスとのコラボレーションが決定。
2013年、ネペンテスの新店舗「ネペンテス 博多」をオープン。エンジニアド ガーメンツ、ニードルズ(NEEDLES)、サウス2 ウエスト8をはじめとし、世界中からウェアやフットウェアをセレクト。
2014年、エンジニアド ガーメンツがジャケットやエプロンなど一風堂のユニフォームを制作。2016年、アメリカ製にこだわったものづくりを行うフットウエアブランド「ニューイングランドアウターウェアー」のシューズ、キャンプモカシンをリリース。
2017年、ドクターマーチンの人気モデル「1461」をベースにしたコラボシューズを発表。英国製4ホールを左右非対称のデザインにした。
2025年秋冬コレクションから、鈴木大器に代わり、鈴木のアシスタントを務めていた宮本健太・小田木邦匡がデザイナーに就任。
宮本健太は、10年間にわたり鈴木大器のアシスタントを担当。aïe(エーアイイー)のディレクターも務める。市場の流れやサブカルチャー、特に音楽をベースとした独自のヴィジョンをディレクションやスタイリングに落とし込んでいる。なお、aïeは2025年春夏シーズンをもって卸売での展開を休止。
小田木邦匡は、⻑年メジャーブランドでデザイン、⽣産、マーケティングを担当。エンジニアド ガーメンツ以外の面で、鈴木大器をアシストしてきた経歴を持つ。